NCヘッドホンで耳を守ろう。（ノイズキャンセリングヘッドホン）

数日前、ポータブルオーディオを爆音で長時間聴いていると耳を痛めるぞ、という記事が出てた。

電車に乗っていても、たまにいるよね、聴いている音楽が分かるくらい音が漏れている人。
あれ、ちょっと恥ずかしい。注意するのも難しいので、ボクは聞こえてくる音楽のリズムを指で刻んだりする。「聞こえてますよ」という合図で。（気づかれないんだけどね）
回りに迷惑ってのもあるけども、本人の耳が痛んでしまうことも心配だ。

さて、ではどうしてボリュームを上げてしまうのか？
その一つの理由には、
「電車内の雑音がウルサイから、その雑音に負けないくらいの音を出さないと音楽が聞こえない」
というものがあると思う。
電車でイヤホンを使ったことがある人なら、経験があるはず。
でも、騒音でウルサイ上に、さらに音楽のボリュームも上げたのでは、耳には最悪。痛めて当然ですな。

そんな問題を解決するべく開発されたのが、ソニーの「ノイズキャンセリングヘッドホン」シリーズだ。
「ノイズキャンセリング、なんじゃほれ？」
解説しよう！
ノイズをキャンセルしちゃう、つまり雑音を無くしちゃう、という意味だ。なんだかスゴイでしょ？

前々からいいなぁと思ってはいたものの、自動車での移動が多いので購入する機会がなかった。しかし関東に引っ越し、電車に乗る機会が増えたので、今回買ってみた！

はい、話を戻して、ノイズキャンセリングの理屈はこうだ。
ヘッドホンに付いているマイクで、回りの音を拾い、その音と逆位相の音をヘッドホンから出すと、聞こえてくるはずの音が小さくなる、ということである。

さすがに、聞こえている音が全然聞こえなくなるかというとそれは難しいが、使ってみた感想は、
「回りの騒音がさほど気にならないレベルになり、ウォークマンの音に集中しやすくなる」という感じ。

回りの雑音を抑えてくれるので、ウォークマンのボリューム自体を上げすぎないでも、十分に聞こえるようになる。スバラスィ！

あと、音楽を聴かないときにも活用している人が多いそうですよ。
このヘッドホン自体が回りの雑音を消してくれる訳だから、仕事や勉強に集中したい時に使えば、「耳栓」代わりになるわけです。「ソニーの耳栓」と言ってもイイかもしれんね。

今回ボクが買ったのは、MDR-NC11Aというイヤホンタイプ。色は、ホワイト、ブラック、ブルーの3色があるよ。他にも、ヘッドホンタイプもあるので、好みや用途に合わせて選んでみるのも良いね。

自分の耳を守り、回りにも音漏れしないでマナー良く音楽を楽しめる、ちょっと大人のイヤホンと言えますな。

ソニーのノイズキャンセリングヘッドホン

現行モデル
MDR-NC300D
MDR-NC600D
MDR-NC33
MDR-NC7
MDR-NC40
MDR-NC60
MDR-NC32NX
MDR-NWN20S
MDR-NWN33S

生産完了品
MDR-NC500D
MDR-NC22
MDR-NC6
MDR-NC50
MDR-G94NC
MDR-NC11A
MDR-NC5
MDR-NC20
MDR-NC10
（2009年9月現在）

タグ：ノイズキャンセリング ヘッドホン

コメント 2

この、逆位相の技術は、1985年のつくば科学博で紹介されていましたね。ちょっと理屈は違うかも知れませんが、これの応用で、特定の位置に立った時にだけ音楽が聴こえる、といった展示がしてあったように記憶しています。
例えば美術館など、静かな環境の中で、作品の前に立った時にだけ説明を聞くことができる、といった使い方ができるなぁ！と思ったものですが、実用化したソニーは偉い！と思いますね。
その昔、カセットテープのケースよりも小さい（！）ウォークマンを見たときのような驚きを、これからもどんどん我々に見せ付けて欲しいと思います。
あ・・・・・・・おじゃましました。
by It's a Suzuky! (2006-03-11 02:19) 

コスモ星丸！つくば科学万博には行きたかった思い出があります。
音に関しては色々な実験がされているようですが、実際に自分で手にとって使える、購入できる製品になるというのは嬉しいですね！
It's a Suzuky!さんと同感、ウォークマンの様なセンセーショナルな製品をバシバシ発表して欲しいと思います！最近ではHDR-HC3ですね。持っているだけで、多くの方に声を掛けられ、しばらくコレの話で盛り上がっちゃう毎日です。
by JSOGA (2006-03-12 21:40)